不良軍団は私の虜!?
声のした方を見ると、門の前で会った顔の怖い男の人が仁王立ちで腕を組み、私のことを見下ろしていた。


「あ、さっきはありがとう!職員室見つけられたよ!」

「あ、あぁ?そ、そんなこと今はいいんだよ!!それより、お前…!」

「ありゃ?もしかして、いーちゃん…知り合い??」


怖い人が何か言いかけてたのに、可愛い子が話を遮った。


「あ?そ、そんなんじゃねぇよ!」

「なーに照れてんの〜♪」


なんだか焦ってる怖い人に、肩に手を回してきた人が茶化している。


「はぁ!?照れてなんかねぇよ!とりあえず、女!!お前、俺のこと無視してったよな!」

「む、無視はしてないよ!!」


職員室の場所を教えてもらった後のことだよなぁ…。

無視はしてないんだけどね;;

「朝から騒がしいな、お前ら…。」

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