不良軍団は私の虜!?
今度は、いかにも遅刻してきましたって感じの人が教室に入ってきた。


「あ、レンちゃんやっときたー♪今日は転校生きたんだよ〜♪」

「あぁ、栗が騒いでたな。」


そう言った後、私の前の席に座ったこの人。

黒髪がすごく綺麗。

ていうか、ずーっと気になってたことを質問したい。


「あ、あの…一つ聞いてもいい?」

「うん♪なに?♪」


可愛い男の子が反応してくれた。

というか、みんなが私に集中してる。

な、なんか緊張する。


「他に、女の子って…いないの?」

「いないよ?君だけ♪」


…え?

わ、私だけ?

そ、そんなこと…

聞いてないよ!!!
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