生まれ変わっても
彼女とは………このまま結婚するのだろう…漠然とは思っていた。
幸せな方だったと思う。
高校もずっと一緒だったし、お互い親もステディだった。

暑い夏…ここに来て僕の隣に座ったのは、最近働き始めたばかりの18才の県外出身の明るい子だった。
きわどいファッションに、この街とは違う雰囲気の話し方…目がとても綺麗だった…
唇もつややかで、髪もスタイルもタイプだった。

年も1つ下のせいか…
楽しくて、ドキドキして、この時の僕は…彼女の笑顔に一目惚れしていた。

たくさん話して、明日も逢いたいと伝えて…帰り際…離れられなくなっていた。たった数時間一緒に過ごしただけで、彼女への罪悪感と今目の前にしている彼女への想いとで葛藤していた…
一緒に二階の店にアフターに来てくれた。ここでは、僕と仲間と普通の友達みたいにハシャいで、カラオケで盛り上がっていた。

歌声も胸に響いた…
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