水曜日の彼女



「うん……でも…私もずっと朝陽の事、好きだったの…。」



小さな声でそう呟くと、



「森山くんの事……下の名前で呼べるなんて……羨ましすぎる!!

でも…森山くんが玲菜のこと好きなら、しょうがないか。

玲菜頑張れ!!」



意外にもアッサリ応援されてしまったので、ちょっと拍子抜け…。



「彩…ありがとう♡」



「どういたしまして♡

いやぁ~私も森山くんがあんなにアツイ奴だとは知らなかったから、二人の生チュー見たら、応援したくなっちゃったよ。

何よりも玲菜の今までの片思いが報われて、本当に良かった♡」



フフッと彩と向かい合いながら笑っていると、教室に勢いよく凛人が入ってきた。



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