水曜日の彼女


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「ただいま~」


「お邪魔します。」





朝陽と2人で玄関に入ると、リビングから少し引きずったような足取りのスリッパの音が聞こえる。




「お帰り朝陽。いらっしゃい♡初めまして♡」



朝陽のお母さんがニッコリ笑ってそう言った。



「初めまして!加藤玲菜です!」



ペコリと頭を下げると、



「朝陽から玲菜ちゃんの事は聞いてるわ。

さぁ上がって!!」




朝陽から聞いてる……??


朝陽はお母さんに私の事を話してくれているの??


その事も驚いたけど……


フワリと微笑む朝陽のお母さんを見て


もう1つ驚いたことがある。






血の繋がらないはずの朝陽とお母さんは…


とても良く似ていたのだ…。




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