水曜日の彼女


家の近くの公園の前を通りかかった時、


森山くんが顔を背けたのが分かった。




「どうした?」




反射的にそう聞いてしまって後悔したんだ。




森山くんの顔が凄く悲しげに歪んでいたから…。




今にも…泣き出しそうな顔。





咄嗟に彼の左手をギュッと掴んだ。



森山くんが驚いたように、私を覗き見る。




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