浅葱色に射す一筋の泪

優輝菜「ゲラゲラゲラゲラ。
お前ら……。芸の道に進んだらどうだ。
木箱の中で充分広々と生きて行けるぞ」


晋作・平助
「（プルプルプルプルプルプル）」


坂本「優輝菜もそろそろやめた方が良いき………」


晋作「そこになおれぃ！！！たたっ切ってやる！！！」


平助「助太刀いたすっっっ！！！」


優輝菜「耳かきとサーベル…。どっちが強いか知ってんの？」


晋作「何言ってんだ？」


優輝菜「お前らは耳かき持ってりゃ立派な刀だろ。馬鹿か」


晋作「試してみるか？俺の耳かきと…」


平助「………………。優輝菜止めとけ」


麻呂「会議が終わってからにしてくれ」


近藤「我々は忙しいんでな………」


優輝菜「髭……やめてくれない？」


麻呂「それも終わってからで良いだろ」


優輝菜「髭ダンスがさぞ似合うんだろうな………」


翔・陸「クククククク……」


麻呂「（ピクッ！）髭ダンス……？」


新八「嫌な予感がする。止めてくれ」


優輝菜「未来の芸事ですかね………」


翔「や…ヤメろ……。優輝菜……クククククク……」


陸「総理大臣相手に何言ってんだ！」


優輝菜「難しい舞ですな………」


麻呂「ほぅ………。優輝菜は出来るのか！」


優輝菜「やったこと無いけど……出来ない事は無いんじゃ無いかな……」


翔「頼む…。止めてくれ…。クククク」


麻呂「やってみろ……」


優輝菜「軍法会議中にやることじゃ無い」


陸「（プルプルプルプルプルプル）」


翔「笑うな……。陸。
優輝菜…。髭はどうすんだ」


優輝菜「ノリでどうだろう………」


翔「本気でやる気か？てめぇばばぁだぞ？」


優輝菜「軽く殺意沸いてるけど……？」


翔「あっそ………」


坂本「優輝菜と翔は仲が良いな……」


新選組幹部「…………………………。」


優輝菜「私の未来での総長です。私は副総長だったの」


坂本「何や分からんき………」


翔「バイクを連ならせて走る集いです」


坂本「ほぅ……。おまんらがこっちに来た当初、群れていた奴らがかぇ………」


翔「そうです」


坂本「皆美しい刺繍入れてたな……」


優輝菜「そうでしょう！そうでしょう！族に入ったらみんな刺繍を入れるんだよ」


翔「雑談は後で良い………」


土方「皆は体調を整えとけ……。指揮官がぶっ倒れたら洒落んなんねぇ……」


優輝菜「りょ〜〜〜」


麻呂「真面目に………」


優輝菜「仲間は死んでも護る………」


全「あぁ……」