浅葱色に射す一筋の泪





優輝菜「じゃーーーーーーね!!!
みんな無事に戻ってね!!!

ゼファー………頼むな……」ウルウル


総司「しっかり磨いておくから心配しなくて良いよ」ナデナデ


優輝菜「……………………………。
ゼファー………」


晋作「死んだらゼファーは………」


優輝菜「晋作殺すっっっ!!!」


晋作「なら生き延びろ………」


優輝菜「………………………。うん」


みんなから心配すんなと言われ、優輝菜は飛び立った………




ーーーーーーーーーーーー




その日の夜には横浜の基地に到着し、バイクを二台借りて東京へ帰った。


土方「疲れてるだろ……」


優輝菜「いや……。戦のが疲れるからね?」


土方「そうかぁ?」


陸「お父さん送って来ます」


優輝菜「私も行く」


土方「じゃ、挨拶してから帰るか……」


まず、病院へ向かい、お母さんが出迎えた


母「っっっ!!! 良かったぁーーーーーー!!! 無事?怪我してない? 元気?」


ドゴッ!


優輝菜「ゴフッ! 痛いっ! 大丈夫。怪我はない……。私は戦線離脱!」


土方「休戦しましたし……色々あったので……」


父「明後日、優輝菜の手術する……。
大分弱ってる……。今手術しないと半年もたない」


お母さんは優輝菜を診察室に引っ張り、診察する………。


優輝菜「半年って言われても、私自身弱ってないし……実感ないんだよね〜…」


母「黙って!! 深呼吸して!!!」


優輝菜「……………………………。」


母「……………………………。
レントゲン……買っちゃったんだぁ!」


優輝菜「……………………………。
稼いでますなぁ〜〜〜………」


母「まあね……。まだこの時代のに慣れてないけどね……。妊娠してないよね………?

はい……そこに立って………息止めてーーーーーー!!!」


現像には少々時間がかかるらしく、明日また来ることになった………。


土方「どうなんですか?治りますか?」


母「お父さんが言う程悪くないわよ?」


土方「良かった………」


嘘つき………。目が泳いでる………


母「絶対助けるからね!!! お父さんと優衣にも手伝って貰うから……大丈夫!
明日は優衣と来てね〜〜〜!」


父「ご飯食べた?」


母「え?まだだけど……」


父「優輝菜が疲れてるだろうから帰って作らせるのは可哀想だ……。食べに行こう。 お風呂も入って行きな?」


土方「……………………………。
助かります………」


父「陸もな………」


陸「助かるぅ〜〜〜!!!」





< 223 / 263 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop