浅葱色に射す一筋の泪





李朝朝鮮最後の夜………


土方と戦闘機の右翼に寝そべりながら話していた


土方「長かったな………」


優輝菜「色々あり過ぎて濃い一年だったね………」


土方「帰ったら………」


優輝菜「ん?」


土方「2人で京を旅しないか?お前の誕生日に行けなかったからな……。

三日位しか休みは取れないが……戦闘機乗れば2日は泊まれる」


優輝菜「……………………………。
職権乱用じゃねぇか………」


土方「京都視察………」


優輝菜「捕まるよ」


土方「吉田に媚び売っとく」


優輝菜「麻呂が良いって言ったらねぇ」ケラケラ


土方「よし。決まりだな!お前の好きだったあの宿に泊まろう」


優輝菜「うん」


久々に幹部達にも邪魔されず、満点の星空の下、2人はkissをした………。


土方「愛してる」


優輝菜「うん。私も………。
手術の時、そばに居てくれてありがと」


土方「俺が落ち着かなかったからな。
代わってやりたかった」


優輝菜「へぇ〜〜〜〜〜〜………」


土方「残されるのは嫌だからな」


優輝菜「死ぬ時は一緒だもんね?」


土方「俺が死んでも後追いはするな。
お前は孫やひ孫と豪遊し、安らかな老後を過ごせ……。

そして……ヨボヨボで歩けなくなったら迎えに行ってやる」


優輝菜「なにがヨボヨボだっっっ!!!」


土方「ゲラゲラゲラゲラ」


優輝菜「私が死んだって聞かされて悲しかった?」


土方「……………………………。
コレで静かになるってホッとした……」


優輝菜「あっそ………。 もう寝よ!
明日は日本に帰るし……ゆっくり寝よ」


グイッ!


上半身を起こした優輝菜の手を引っ張った土方………



ゴンッッッ!!!




受け身が取れず、土方の鼻に優輝菜のオデコがヒットした


土方「……………………………。」


優輝菜「……………………………。」


悶絶する2人…………。


土方「こんの………。

馬鹿野郎っっっ!!!」


優輝菜「ほぉ〜〜〜〜〜〜う………。
お前が手を引っ張らなきゃ済んだ事だろ!!!」


土方「受け身取れ!受け身!
松原の教えを忘れたかっっっ!!!」


優輝菜「……………………………。
今の優輝菜はお休みモード故………。」


土方「は?」


優輝菜「頭も体も、もう戦闘態勢じゃねぇの!!!」


土方「いつ何処で敵が襲って来るか分からねぇんだぞ!!! 日本に帰る迄気を抜くなっっっ!!!」


優輝菜「今の優輝菜の敵は貴様だな?」


土方「何が貴様だっっっ!!!」


優輝菜「気高き白馬の天皇と言った所か? ふっ! 笑わせるな………」


土方「……………………………。」


優輝菜「天皇万歳」


土方「殺すっっっ!!!」


優輝菜「受けて立つっっっ!!!」







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