浅葱色に射す一筋の泪




久々の喧嘩………。


しかし……笑いが止まらない……。


土方もまた……穏やかだ。


戦争が終わった事に心底安堵しているのだ……。


2人は取っ組み合いから抱き合い、暫し抱擁Time………。


優輝菜「調子狂うね………」


土方「帰れる………。日本に………」


優輝菜「お茶漬け食べたい」


土方「色気ねぇな………」


優輝菜「沢庵食いてぇだろ……」


土方「食いたい」


優輝菜「だよねぇ? 帰ったら沢庵入れてお茶漬け食べよ?」


土方「あぁ………。」


優輝菜「マジで寝よ?もう日付け代わっちゃったよ? 今日帰るんだよ?」


土方「はいはい」


2人は手を繋ぎ、陣営に帰った………。





ーーーーーーーーーーーー





翌朝、李朝朝鮮まで船が着く予定。


馬、バイクに荷物を積み、船着場まで向かう。 これを何往復するだろうか………。その間に歩兵も荷物を持ち、船に乗り込む。


五往復した頃……閔妃の使いが現れた。


「優輝菜をお借りしたい。時間は取らせない」


土方「俺も行く」


優輝菜「良い。荷物積んでて?通訳だけ連れてく。 彼の命は私が守る」


土方「てめぇね命は誰が守るんだ!!」


優輝菜「銃持って行くから平気」


土方「……………………………。
一時間で戻らなきゃ迎えに行く」


優輝菜「了解」




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優輝菜「何で私を優輝菜と呼ぶの?」


閔妃「近藤勇はお前の頭だろ。偽名を使うなどどう言う事だ………」


優輝菜「……………………………。
私は…………。」


閔妃「龍神だからか………?」クスッ!


優輝菜「っっっ!!!

ち……ちげぇ〜〜〜〜〜〜………よ?」


通訳「動揺してます」


閔妃「突如光と共に大阪城に現れし異空の神。 龍となりて彼、戦を止め、日本を纏めた神なり……。お前だろ………。

誰にも言わん。説明しろ………」


優輝菜は……未来から来た事を話した。


通訳「……………………………。
ほら吹き扱いされますよ?」


優輝菜「事実なんだな……。それが…」


未来のビデオを見せ、証拠を叩きつける。


閔妃「戦闘機もお前が………?」


優輝菜「……………………………。
こちらに渡った人間は私だけじゃ無い。
軍人もいる………。

これ以上は言えない………」


閔妃「分かった。 李朝朝鮮を独立させてくれたことを……感謝する。


そして……」





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