浅葱色に射す一筋の泪




総司「私……あげるものが無いな……。

あ……手拭いいる?」


悠馬・魁斗「いるっっっ!!!
天才剣士の手拭い!頂きました〜〜〜〜〜〜!!!」


総司「天才剣士の前にもう一つ言葉が入るでしょ? クスッ!」


悠馬・魁斗「??? 何でしょう……。
猛者の剣……でしたっけ……」


総司「………………………。あれ?」


ポンッ!
優衣「歴史は変わったんだよ………」


総司の後ろから背中を叩く優衣……


総司「……………………。そっか……」


優衣「子供達を大事にしてくれてありがとう」


悠馬「誠と愛優は泣いてばかりで大変でした〜〜〜〜〜〜」


魁斗「慣れるまで泣き疲れて寝る毎日っすよ〜〜〜〜〜〜………」


総司「ごめんごめん…………」ケタケタ



……………………………



皆が別れを済ませるのを待っていたかのように、別れが済むと光だした


土方は両親の腕を引っ張る


両親「っっっ!!!」


土方「家族は共にいるべきであろう!」




ーーーーーーーーーーーー




光が止むと、陸、凛、悠馬、魁斗、連合……


明治から戻った連合……十名………



そして……両親………。



父「……………………。ダメだったな」


母「一緒に来いってこと………?」


父「何度でも試してみよう………」


陸「お疲れさん。土方さん達が宜しくって言ってたぞ……」


仲間を労う陸


母「凛……帰ろう?」


凛「えっ?」


母「マンション引き払って………
うちに……おいで………?」


凛「っっっ!!! うぅ………」


母は凛を抱き締めてこう言った


母「凛は私の3人目の娘よ………」


父「陸も来い………」


陸「いや………。俺は族があるんで、迷惑かけますから………」


父「優輝菜も………だろ? クスッ!」


陸「……………………………。
ありがとう……ございます………」


陸と凛はマンションを引き払って優輝菜の家に住み始めた。


朝は仕事。夜は二人で集会に出掛けて行くが、必ず帰ってくる。


そんな二人が両親は可愛くて仕方なかった


母「怪我だけは気を付けて……」


凛「うん」



< 49 / 263 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop