浅葱色に射す一筋の泪
土方「で?」
土方は食いついて来て座った
優輝菜「今は会談を繰り返しするべきだと………。此方からわざわざ挙兵する必要はない」
土方「敵国と戦してみてぇな……。
俺らの力が如何程が知りたい……」
優輝菜「日本は強いよ〜〜〜?
日本より強いのはアメリカ、フランス、イギリスね? 多分、足元にも及ばない」
土方「足元にも及ばない? その国とは戦うか?」
優輝菜「恐らくは戦わない」
土方「そうか………」
麻呂「もう行くよ……。また、支那人から新たな情報が入ったら来る……」
そう言って麻呂は帰って行った。
土方「何もされてねぇか?」
優輝菜「大丈夫。何もされてないよ。
大丈夫……。てか、私はお婆ちゃん。
そんな心配する様な年じゃないよ!」
土方「見た目は全然ばばぁには見えねぇんだよっっっ!!!」
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「俺のバイク知らねぇ?」
一人の連合が騒ぎ出した。
捜索が始まるが、数ヶ月経っても発見されなかった……。
優輝菜「ヤバイな………」
翔「悪用されなきゃ良いけどな……」
優輝菜「はぁ〜〜〜〜〜〜………。」
陸「他のバイクは平気なのにな……」
優輝菜「50台の中からどうやって割り出したんだろう……。鍵だって、みんな肌身離さず持っていた筈なのに………」
翔「支那人だったら許さねぇぞ………」
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数年が経ち、翔は戸籍を得て、兼ねてから付き合っていた女の子と結婚した。
優輝菜「メッチャ嬉しい………」
翔「元カノに言われると複雑だな……」
土方「日本語で話せっっっ!!!」
翔「元カノとは昔の彼女です」
土方「(ピクッ!)昔の彼女……」
優輝菜「恋仲」
土方「分かっとるわっっっ!!!」
優輝菜「煩いなぁーーーーーー!!!」
土方「翔……。早く餓鬼作れ……。
可愛いぞ?」
翔「いやぁ〜〜〜……実はもう腹にいんすよ………」
優輝菜「きゃあーーーーーー!!!
おめでとうっっっ!!!」
ギューーーーーー!!!
グイッ!
優輝菜「洋服を引っ張らないで!!!」
土方「翔だけは触るな………」
優輝菜「大昔の話をいつまでもお前はぁ〜〜〜〜〜〜!!!」
土方「黙ればばぁ!!!」
優輝菜「あなたにばばぁと言われる筋合いはない!!!」
土方「クソばばぁ……」
優輝菜「何ですか?クソじじぃ」
土方「旦那様に向かってそれはねぇ…」
優輝菜「あなたは私にクソばばぁと言うのは許されるのですか?」
土方「紛れもなくクソばばぁだろ」