浅葱色に射す一筋の泪




翔「……………………………。
失礼します………」


優輝菜「……………………………。
私も失礼しますっっっ!!!」


土方「あぁ……行け行け。クソばばぁ」


優輝菜「優衣ちゃぁ〜〜〜〜〜〜ん!」


バタバタバタバタバタバタ



……………………………



優衣「どっちもクソばばぁだし、クソじじぃなんだから、良いんじゃないの?」


優輝菜「……………………………。
酷い………。」


優衣「もうさ……自覚持ちなよ?お婆ちゃん……」


優輝菜「歳は取りたくない………」


優衣「ちゃんとケアして、可愛いお婆ちゃんでいなよ?」


優輝菜「………………………。はい。
体力だけはまだまだ若いんだけどなぁ」


優衣「分かった分かった……。」




ーーーーーーーーーーーー




世界的大ニュースが日本を震撼させたのは、それから一年後の事だった……


ライト兄弟が飛行機を作った………。


左之「見ろっっっ!!!」


バタバタバタバタバタバタ


新聞を持って走って来た左之


バサッ!


新聞の一面を飾ったのは………


バイクが改造された飛行機………


全「えぇーーーーーーーーーー!!!」


優衣「ライト兄弟が飛行機を成功させたのはまだ先の話………。優輝菜。マズイよ………」


優輝菜「日清戦争で、戦闘機が入りそうだな………。ちょっと麻呂んとこ行って来るっっっ!!!」


優衣「私も行くっっっ!!!」


ダッシュで江戸城へ向かった2人。


優輝菜「麻呂ーーーーーー!!!」


ギューーーーーーーーーーーー


麻呂「会いたかった……」


優輝菜「今はそれどころじゃない……。
新聞見た。アメリカとの会談に出させて!!! あの飛行機はうちから盗まれたバイクから出来た飛行機っっっ!!!」


麻呂「本当かっっっ!!!」


麻呂は優輝菜から離れて段取りを取った




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