浅葱色に射す一筋の泪




優輝菜「総理大臣だからね?」


土方「だから何だ」


優輝菜「自分の上司の名前だろっっっ!!!」


土方「んな事いったら、日本中の上司だろ」


優輝菜「伊藤さんと言うべきだろ!!」


土方「貴様は麻呂って呼ぶのにかぁ?」


優輝菜「……………………………。
はははははは……。私は良いの……」


土方「私は良いの………じゃねぇ!!!

てめぇも伊藤さんと呼ぶべきだろっっっ!!!」


優輝菜「伊藤総理大臣……。何かしっくり来ないなぁ〜〜〜」


土方「お前の意見なんざどうでも良いんだよっっっ!!!」


優輝菜「そう?」


土方「良いんだよ……俺らはコレで…」


優輝菜「……………。そうですか……」


土方「ま……、てめぇが飛行機に乗ることはねぇ……分かったか!!!
副長命令だっっっ!!!」


優輝菜「ふっ!」


土方「………。何がおかしい………」


優輝菜「職権乱用………」


土方「はいはい。俺の特権な?」


優輝菜「はいはい……分かりました」


まぁ……操縦教えて貰うけどね………。


誠「僕も空軍に行きたいです」


誠も陸軍に入った。勇司も歳輝も学校に行きながら……。 バイトって所かな…


勇司・歳輝「俺も……」


総司「ダメ」


誠「何故ですか?」


総司「死ぬつもり?」


誠「優輝と同じです。これから主流になる空軍として働きたいからです。

武士は死を恐れてはいけない……。

父上の言葉です………」


総司「誠はまだ中学生」


誠「来年は高校です」


総司「うん。ダメです」ニコッ!


優輝菜「あぁっっっ!!!」


土方「何だうるせ〜な……」


優輝菜「ちょっと江戸城行って来る!」


グイッ!


土方「要件は?」


優輝菜「桂さんに会いに……」


土方「木戸孝允だろ?」


優輝菜「……………………………。
木戸孝允に会いに……」


土方「だから……要件は!!!」


優輝菜「体調を伺いに……」


土方「嘘付けっっっ!!!」


優輝菜「マジだって!!! 木戸孝允は……病死するから……てか、本当ならもう死んでる……」


土方「マジか………」


優衣「行くよっっっ!!! 優輝!!!」

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