浅葱色に射す一筋の泪




優輝菜「毎日通います」


土方「横浜だぞっっっ!!!」


優輝菜「ゼファーなら一時間位です」


土方「(イライライライライライラ)

ダメだっっっっっっ!!!!!!」


相当ご立腹の土方………


優輝菜「何故ですか?」


土方「…………飛行機に乗ったからだ」


左之「マジかっっっ!!!」


平助「空を飛ぶとはどんな感じだ!!」


土方「飛行機が墜落したら……身体がバラバラになるらしい……」


幹部「っっっ!!!」


土方「飛行機が出来たばかりで……

そんな所にお前を行かせる訳ねぇだろっっっ!!!」


優衣「私も反対………」


優輝菜「あ……優衣!薬の開発して欲しいの」


優衣「私はジーニアスじゃねぇ……」


優輝菜「お父さんとお母さんも一緒なら何とかなんでしょ?」


優衣「お父さんとお母さんもジーニアスじゃないけど………」


土方「聞いてんのか!!!ごら………」


優輝菜「麻酔……。これから必要になるし……鎮痛剤も必要。

睡眠薬とか、精神安定剤とか………」


優衣「……………………………。
戦争の為………?」


優輝菜「多分、次の戦争は……、今までの戦争とは違うから………」


優衣「何しようとしてんの?」


優輝菜「世界のテッペン………」


全「……………………………。はあ?」


優輝菜「核兵器を作らせないようにするには、全ての分野において、完璧じゃないといけないでしょ? 医学でも商業でも、戦争でも……。戦争は……戦闘機が出来れば……何とかなる。湘南連合もいるからね………。 薬の開発が進めば、日本は各国から頼られる事になる。

カラクリが進めば、貿易して金も入る。

支那人を……日本から追放できる」


土方「それとお前が空軍になるのと何の関係があるんだっっっ!!!」


優輝菜「薬の開発……出来る?」


優衣「……………………………。
お父さんとお母さんと……話してみないと分からない………」


土方「副長を無視してんじゃねぇ!!」


バチンッ!


優輝菜「土方は……どうせ聞かないじゃん……。いつも私のやる事には反対…」


土方「今までの行いがしっかり体に刻まれてんだろっっっ!!!」


優輝菜「私の人生だよ?」


土方「だから何だ! お前は俺の妻で部下だっっっ!!! 空軍には行かせねぇ!

吉田が許可したら吉田を暗殺してやる」


優輝菜「伊藤博文です」


土方「どうでも良い…………」





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