愛してるの一言で。




「何笑ってんだよ」


玄関前に伸也はヤンキー座りしていて
(ヤンキー座り=便器座り?ウンコ座り?笑)
タバコをふかしながら俺を睨んだ。


「別に、アホだなっておもって」


「意味わかんねぇし!
行くぞ、遅刻する」


「遅刻?お前が遅刻とか気にするタマかよ」


俺がそういうと
伸也は「お前のこと気遣ってやったんでい!」と唇を尖らせた。


俺はその様子にまた笑いが止まらず
伸也に一発くらった。


「イテッ」


「いつまでも笑ってンじゃねぇ!
ぶっ殺すぞ!」


痴話喧嘩を繰り広げながら
微妙に遅刻しながらも

俺達は学校に到着した。
< 61 / 74 >

この作品をシェア

pagetop