君は覚えていますか…?







次の日






あたしは、遥と陸空のお見舞にいった


ガラガラ



「失礼しまーす」




部屋にはいると陸空は寝ていた


「ねぇ、琴。笹倉ほんとに目覚めたんだよね?」

「うん!ちゃんとね!」

「笹倉起きないかな?」

「起こしてみる?」

「えっ?!」

「嘘だってー」


そうやって笑っていたら



「…っ」

「陸空?」


陸空が起きた


「笹倉!」

「お……ま、え…」

「城田遥だよ!わかる?」

「あぁ……城……った」



陸空はまだ滑舌がうまく回ってなくて

言葉を発しにくそうだけど

がんばってしゃべっている




「琴!笹倉と話な♪」

「ありがと」



そして

あたしは、陸空の隣にいった

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