君は覚えていますか…?
そんな話をしながら
教室の掲示板に
手紙などをはいっていって…
あたしが台にのって
背伸びをしていたら…
「ちょっ、そこ俺がやるから」
「え?」
「身長とどいてねーだろ」
「あはは!大丈夫だって背伸びしたら届くし」
こんなこと
陸空に頼ってちゃダメだよね
「そんな高いとこから落ちたらどーすんだよ」
「大丈夫だってー!」
「いいから、どけ」
「え、う、うん。ありがとう」
優しいね…
なんだか陸空の背中はとても大きく
たくましくみえた
「お前ちっちゃいからな」
「ちょっとー!ひっどーい」
今の言葉取り消しっ!
確かにあたしは156㎝で
陸空は168㎝
あたしよりも高い
だけどさぁ…
そんなこと言わなくても…
「でも、そーゆとこかわいーよな」
へっ?
かわいーとかあたしに言っちゃダメじゃん
もっと大切な人に言わなきゃね
「なにその冗談!(笑)」
「あはは!(笑)」