五つの顔を持つ私
~殺し屋version~
『ルシファー、今日の任務はサタンと合同だ』
「了解」
カツカツカツカツ
高いヒールの音が路地裏にこだまする。
今の私の格好は黒いミニスカに黒いタイツ、黒いニーハイ。上は黒いタンクトップに黒いパーカーを羽織って、黒い帽子を被ってる状態。
全身黒ずくめ。
そして前方から歩いてくる女の人も全身黒ずくめだった。
黒い体にヒィットしているパリッとしたボディスーツに身を包み、黒いヒールを穿き、黒くて長い髪はそのままに、黒いサングラスを掛けている。
やっぱり素顔は曝さないか…。
ま、当たり前か。私だって今は帽子を被ってるから顔は見えてないし…。
「あなたがルシファー?」
機械的な声。
感情がない本物の機械のような声。
「…」
沈黙は肯定と見なしたようだ。
「行きましょう」
返事も聴かずさっさと行ってしまった。
返事を返す気もなかったけど。