五つの顔を持つ私


「ふぅ~、いいお湯だった」

入ってきたのはスレンダーでセクシーな超美人さん。

うわ…。

入ってきた途端変わる空気。

「あら、なにこの空気」

美人さんは私の向かいに座ると、足を組み、私をじっと見つめてきた。

「この子かしら?言ってたのは」

「ああ」

「ふぅ~ん、この子が…」

その瞬間、

…ッ…!!

なに…これ…!?

感じる物凄い殺気。

みんなは感じないの?私だけ…?

まさか…。

「あの…」

「ん?」

私は掛けることにした。

「あなたは土星ですか」

「「「はぁ!?」」」

「ッ!!な、なんでそれを…」

俯いたままの私でもわかる息を飲む音。

確定した。

この人はサタンだ。

「なに言ってんだよこいつ。頭大丈夫?」

うるさい。黙ってろ。

「あなたは…」

この人も感ずいてる。

ならば教えてやろうではないか。

「私、悪魔って信じる方なんです」

「「「はぁ!?」」」

「…ッ」

ますます意味が分からないと首を捻る幹部達。

そんな中で私と彼女だけが意味を理解している。

「やっぱりね」

納得したように呟くと。

「ちょっとあなた達、女二人だけにしてくれないかしら」

と言った。

そして私に向かって妖艶に微笑んだ。

「あなたとは気が合いそうね」

「…」

気が合う…?冗談じゃない。

馴れ合ってたまるか。

「わかった」

この言葉を聞いた幹部達はこれから起きることを予想しているのか、ニヤニヤしながら出ていった。

「ほどほどにねぇ、薫」

「殺すなよ」

「痛めつけるだけでいいから」

ガチャ バタン



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