五つの顔を持つ私
キ~ンコ~ンカ~ンコ~ン
…げ…。
ついに来てしまった放課後…。
「麗~、迎えにきたわよ~♪」
同じクラスなのに朝から一回も授業にでてなかった薫。
どうせサボりだろうけど。
「あ、あのぅ…」
薫に近付くクラスの女子約3名。
あれは確か…、クラスの中でも権力があるほうで、率先して私のいじめを行っていたグループだな。
まぁなんにせよ、命知らずな奴らだな。
仮にも世界レベルの殺し屋だっていうのに。
「…なに?」
媚びを売るような甲高い声を発する女共に対し、警戒心丸出しの冷たい声。
「どうして薫様がこんな地味子に構ってるんですか?」
薫は私と彼女達を交互に見つめ、やがて蔑んだような目を彼女達に向け、言った。