考えが甘いんだよ【短編】





「何?浮気の理由が愛されてるか不安で?はぁ?何それ。いみわかんない。初めて好きになったんなら優しくしろよ。わけわかんない。私はずっと傷ついてたよ?あんたのせいで。冷たい態度ばっかとってさ、さぞかし気分が良かったでしょうね?さぞかし安心できてたでしょうね?私のことはなんにも考えてなかったんだ?私の気持ちは無視だったんだ?ただ自分が安心するために私のこと傷つけてたんだ?
へぇー、そう。あんなこと言ったら私が許してくれると思った?ばっかじゃないの?考えが甘いんだよ。甘すぎるよ。そんな簡単に物事が思い通りになるとか思わないでもらえる?あんたみたいな最低な男、大嫌いだから。亜耶ちゃんとかと付き合えば?とりあえず私はお断り。」









「な…菜津美…」









「名前呼び捨てしないで。とても気持ちが悪くなる。」







「………………………………」








「言いたいことはこれだけよ。本当はもっとあるけどきりがなくなるから。じゃあね、甘ちゃん。今度からはもう少し物事を考えたら?」









………なんてこと!!?






私、なんて言ったの!?


覚えてないけど色々暴言はいたよね!?
自分が怖い!!!





でも…



すっきりしたぁ!










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