メガネのヒメゴト
つきあって6年目のとき、ワールドカップサッカーの試合が放映されていた。


「次回の試合、一緒に見られるのかな」


あなたがそっとつぶやいた。


「一緒に見られるといいよね」


笑顔で会話のキャッチボールを返す。


見られないんだな、と直感が働いた。


試してるのかともとれた。


変な緊張感がカラダをつたっていった。


いつも我慢していた。


いつもあなたのことを思うたびに。


でもただひとつ、ずっと一緒にいられることだけを信じていた。


ココロの片隅で、試してやろうとささやいた。

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