メガネのヒメゴト
わたしが酔っ払うことを計算してか否か、居酒屋ではたくさんの量のアルコールを注入させられた。


もともとアルコールは好きだったし、ただ単に酔いたかったから、自ら率先していったのかもしれない。


それを見かねては居酒屋と駅の中間のホテルに足を運んでいった。


「素直になれよ」


ホテルの部屋に着くなり、彼はそういう。


素直になれない自分がいる。


だから嘘はつかなかった。


「そのまんま、だけど」


「まったく」


そういってわたしの体を上から下までねちっこく触る。

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