ばいばいの笑顔
前を歩いていた優くんが、立ち止まる。


「確かに、違う。」


そう言って振り返った。
あたしの足も止まる。



「ほら、俺、隣にいないでしょ?」



「ぇ?」



「俺は、花と一緒に歩きたい。」



目で返事をする。



「でも、彼氏じゃない。」


ただ、見つめる。



「俺は、恋人でもないのに手を繋いだりキスをするのはおかしいと思う。したらダメだと思うし、して欲しくない」



「うん」



「でも、花と一緒にいたいから。手は繋がないし、キスもしないけど、一緒にいたいんだよ」

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