ともだち

ともだち

『ともだち』って、なんだろう?


幼かった頃は、
側にいる子
一緒に遊ぶ子
クラスの子が


男の子だろうと、
女の子だろうと、

年上だろうと、
年下だろうと、


みんな『ともだち』だったよ。



だけど、

月日が経って、みんなが『ともだち』とは言えなくなった


仲が良い子とそうでない子、

男の子と女の子、

先輩と後輩、


知らぬ間に見えない壁が出来て、
そこに『ともだち』以外の名前が付いた







ねぇ、『知り合い』と『ともだち』の壁ってどうやったらなくなるの?



「はじめまして、こんにちは。」って自己紹介はしたけど、
小さい頃のように、「ともだちになりましょう」なんて言わないね



まして、『親友』なんてどうやって区別する?
















本当は、人間の関係に名前をつけて、区別することの方が間違っているのかもしれないね


だけど、私たちは関係に名前をつけたがるから、

ともだち
恋人
親友
仲間
先輩後輩
先生生徒

見えない壁がいっぱいできて、息苦しくなっちゃう






もしかしたら、一番大切なことって、


幼い頃、当たり前にしていたように、「ともだちになろう」って笑顔で言葉にすることかもしれないね
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