これは私と君のお話
「立花、大桐っ!」
そんな感じで桜哉と雑談しながらうろついてるところ。
いつもの廊下で、いつもの声。
「…なんスか。」
「お前らまた呼び出しくらったのかっ!」
「…そうっスけど。」
この光景も、慣れっこだ。
心配そうな顔走ってくるジャージ男に、やれやれと首を振る。
「補導ってきいたけど、どうせお前らのことだ。鬼ごっこでもしてたんだろ…」
副担任、新木。
この学校での唯一の理解者ってとこか。
「なんでわかるんスか!」
桜哉が目を丸くした。
「俺だからだっ!」
教科は社会で、2年の学年主任を務めている。