ミク。
その後は彼女が魔女ならではの呪術で二番目の育母だった女の家の何処かにあった認印を捜し出し、空間を一時的にそこに繋げてくすねてくれて、代わりに押してくれた。自分はそれを翌日天帝の元に持ってゆき、定勤週四日の派遣社員として晴れて軍人デビュー出来たというワケだ。
そんな幸福なプレゼントを貰ったクリスマスからもぅ二年目に入るなんて、未だ信じがたい。
《今日は出張費が貰えるんでしょ?》
「はい。だから姉さんに差し上げます。」
《要りません。貯めておくようにと云ったでしょ》
「‥まぁ、そうなんですけどね」
定勤週四日。だが討伐が入った場合は呼び出しに応じるのが原則。その代わり出張費として普段の二倍の給料が一回につき一度必ず出るという厚待遇で、普段の日給は五万~七万円。更に厚生年金制で手柄一つにつき三万~五万円が日給に上乗せされていく仕組みだ。これが許可書を提出し、天帝により認可された時に申し付けられた年少者派遣社員の雇用内容であり、有り難く採用に同意した自分は彼女に全てを話し、これからは今までの倍の礼金を入れられるからと伝えたとたん、《一円もいりません》と云われ、《春が家を出る時までなんです。ですから御自分の役に立つように無駄遣いせず貯めておきなさい。今までの分も実は使わず貯金しておきましたから》と云われてしまったのだ。だから本当に彼女には感謝のしようが無いし、いつまでたっても頭が上がらないままだ。
そんな幸福なプレゼントを貰ったクリスマスからもぅ二年目に入るなんて、未だ信じがたい。
《今日は出張費が貰えるんでしょ?》
「はい。だから姉さんに差し上げます。」
《要りません。貯めておくようにと云ったでしょ》
「‥まぁ、そうなんですけどね」
定勤週四日。だが討伐が入った場合は呼び出しに応じるのが原則。その代わり出張費として普段の二倍の給料が一回につき一度必ず出るという厚待遇で、普段の日給は五万~七万円。更に厚生年金制で手柄一つにつき三万~五万円が日給に上乗せされていく仕組みだ。これが許可書を提出し、天帝により認可された時に申し付けられた年少者派遣社員の雇用内容であり、有り難く採用に同意した自分は彼女に全てを話し、これからは今までの倍の礼金を入れられるからと伝えたとたん、《一円もいりません》と云われ、《春が家を出る時までなんです。ですから御自分の役に立つように無駄遣いせず貯めておきなさい。今までの分も実は使わず貯金しておきましたから》と云われてしまったのだ。だから本当に彼女には感謝のしようが無いし、いつまでたっても頭が上がらないままだ。