ミク。
お皿にある物を一通り口に運んであげた後『ちょっとしたデザートに、良いかもな。』と言われて、そのまま衝動的にされたのが始まりで、後は徐々に日常化していったという感じだった。つまり、彼の場合恋愛感情では無く、多分良さそうなのが近くに居たからなんじゃないか?今だってきっと慰めて欲しいとか甘えたいからなんだと思う。でも、このヒトなら別にそれでも、良い………。ただ、バレたくないのに…………。と、切ないまでに想って泣く泣く好きなヒトの腕の中という甘く残酷な檻の中に閉じ込められていたフィンと、彼女を力といくらでも沸き上がる欲で捉えていたブラックの耳にピーピーという耳障りな機械音が響き渡る。

『………ッっ!?』

驚きのあまりぎょっとして辺りを見回すブラックを前に、フィンは今となってはもぅ隠し切れない衝撃の告白を口にする。

「………‥私も、今まで黙ってた事があるの。私‥‥二千ΧΧ年から来たロボットで、組み立ててくれたのは主様…貴方。」

『………………』

「会った時、服ボロだったでしょ?あれは移動に負担かかる過去…‥今に来たからで、目的は…貴方の大切な人を捜す為なの。」
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