ミク。
ブラックは先刻『明日まで、離さない』と言った通りにするつもりなのか?御飯を食べに行こうともしないで、御風呂にも行こうともしないで疲れたら眠って、目が覚めたら私を求めるのを繰り返した。それはとても賛美だったけれど、言葉に出来ない恐怖を刻一刻と刻みつけた。

「だめっ…もぅ、ダメ!」

『んな事言うなよ…』

「…‥っやぁ‥やめて…‥‥‥」

『好きって言ってくれただろ?』

「‥でも‥‥‥‥っんッ‥‥‥‥‥‥‥‥」

頭のディスクに響く警告音。既に遺伝子保存タンクは蓄積量ギリギリだったのに、このまま満タンなんかになったら身体中からブザーが鳴ってしまう。まだせっかく同じ人間だと思われているのに、ロボットだという事がバレる。
嫌なのに…‥離して欲しいケド、離して欲しくない。怖いけど、何かを期待してしまっている。~~~そぅ、いつだったか、ブラックの腕の中に初めて包まれた時と似てた。

 『お前さ、フィン…』

急に熱が出て仕事を休み、いつもはしているインターネットで何かを学ぶ事も容易じゃなさそうな彼に栄養がある物をデータで捜して造って運んだらそぅ声をかけられて、次に言われたのが

『喰わせろよ?』
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