【完結】 甘い罠〜幼なじみは意地悪女~
「暗闇で抱き着かれたりしたら・・・俺止まらんかった」
我ながら、恥ずかしいことを言ってるとは思うけど・・・俺の気持ちを知ってほしい・・・。
俺のストレートの言葉に赤面しながらも、美沙は続けた。
「じゃあ、停電の時・・・・・・」
戸惑いながら言う美沙に代わって、続きを話そうとしたが、さすがに恥ずかさがピークに達してしまい、茶化して言ってしまっていた。
「あれはやばかった・・・好きな女が裸で抱き着いてるんやで!」
「あ、あれは見てないことにしてくれるんやろ!」
焦りながら、訴えてくる美沙の表情が最高にかわいくて、少しからかいたくなっていた。
「あんなん忘れられるわけないやん!」
そう、忘れられへんよ・・・健全な男子高校生にとっては、刺激が強すぎるし。
「准のアホ!」
ソファの上に置いているクッションを俺に投げ付ける美沙の顔は真っ赤で、俺の心を刺激する。
「そんなアホな男が好きなのは誰かな?」
真っ赤な美沙の顔を覗き込み、意地悪く言ってみた。
「・・・准の意地悪」
側にあった水色のクッションを抱きしめて、上目遣いで言う美沙に一瞬にして射抜かれてしまった。
「美沙には負けるよ。小さい頃から、意地悪なこと言われてさ・・・」
高鳴る鼓動を悟られないように美沙に抵抗する俺に、美沙は戸惑いながらも、話し始めた。