人生、やり直しませんか?
 「乃愛!一緒に学校行こうよ!」


 あるで我が家のようにくつろぐ乃愛に声をかけると、乃愛はニヤッと笑って、


 「おもしろいわね、いいわよ」


 「じゃあ、早く行こうよ!」


 私が乃愛の手をひいて、外へ飛び出そうとした時、乃愛の綺麗な黒髪からフワッと甘い香りがした。


 この香り…どこかで…。


 私はこの香りを知っているけど…忘れてしまった。


 まぁ、そんな事はどうでもいい!


 私は乃愛と道の端を歩き始めた。
 

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