泣いて、笑って。

竜也side

「よーし、みんな席に着けー」


「はーい♪」


ガタガタ…。


始業式が終わり、俺が副担をまかされた2年1組の教室にやって来た。


「担任の吉野だ。まぁ、みんな1年のころから変わらないし、気楽にやっていこうな」


「あはは…吉野先生相変わらずだねー」



「じゃあ、一条先生自己紹介お願いします」


「あ、はい」


「このクラスの副担になりました、一条です。担当教科は数学です。どうぞよろしく…」


「一条先生カッコいい!!」


どこからともなく聞こえる声。


「…はは。ありがとう」


どんな反応すればいいんだよ!


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