君の隣



嫌。



私は辛くて、したを向いていると秀くんが病室から私を連れ出してくれた。


「無理に、いなくていい。ここでみてろ」

秀くんはそれだけ言って病室に戻る。



長男として、だらしがなかった秀くんが今回だけは長男らしく、思えた。




お父さん、もうダメなの?
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