甘いキスをわたしだけに。




そんな姿に
ついつい鳴ってしまう胸




「雅樹さん…わたしあと20分で終電…」



「そっか、遅くなってごめんね」




「じゃあ帰ります」



いつもの営業笑顔を見せて
歩き出した




パシっ



「やっぱだーめ」



ニカッと笑って
「お前一人になったらなくだろ?」




って笑った


< 11 / 43 >

この作品をシェア

pagetop