孤独な姫と溺愛王子




「・・・は?」




相手をしろというのはつまりヤるということだよね。なに、この人も結局はそういうつもりだったわけ?

・・・確かにこんなイケメンな人に抱いてもらえるのはこの先一生ないことかもしれないけど。



なんとなく、この人は簡単にそんなような事をするような人じゃないって思った。そんなのただの直感なんだけど。

なにかが違うと思った。





「俺が相手する。金ならいくらでもやる。これで最後にしろ」



「えっ・・・、それってどういう・・・」



「チッ。だから、金ならいくらでもやるから、もうこんなことするなって言ってんだ」



「ーーーっ」




思わず彼の綺麗な瞳に見入ってしまった。微かに高まる心にあたしは気づかないフリをした。





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