To important friends
しかし、今目覚めた場所は木々に覆われた森のようなこの場所、わ
「どこよここ。本当あり得ない……」なんて独り言のようにつぶやいた時、近づいてくる一人の少女の姿が見えた…。

「あっ!あなた目が覚めたんだねぇ。本当良かったよー!」と、近づいてくるのは母によく似た少女だった。。。
「おい!その子不審そうな顔してんだろうが。あほが気づけ!」と、どこか父と似た少年が少女に続き近づいてきた。

「ごめんなー。俺稔って言います。で、この頭悪そうな奴が花織。」「頭悪そうって何よあんたなんて無意識に敵作ってるくせにー」とムキになるこの花織と言う名の少女の姿に思わず笑いがこぼれた。



ふとよぎったことがある。
花織と稔。母と父と同じ名前、よく似た容姿。
タイムトラベルそんな物がもし本当にあったとしたら…。
もしかしたらこの二人は、若き頃の父と母なのかもしれないと。
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