press come dark behind







私は息を吸い込み、言い放つ。



「私を、探偵部BBKにしてください!」

「「嫌です」」



ありゃりゃ、即答ですか。



「元ヤンのお嬢様に関わる時間はありません」

「いくら校長とお知り合いでもねぇ。
卒業生でも無駄ですよ」


元ヤン!?

校長とお知り合い・・・!?

卒業生!?

何でこの子たち、知っているの?



「どうして・・・」

「簡単ですよ夢原さん。
ドウくん、説明してあげなさい?」

「了解です、アキ先パイ」



ドウくん、と呼ばれた女子生徒は、私のネームプレートを指さした。



「そのネームプレートがもらえる場所は、校長室しかありません。
つまりあなたはあたしたちの前に現れる前に校長室へ寄った。

校長先生は夢原財閥社長で、あなたのお父様とは古い友人。
つまりあなたは校長先生とお知り合いということがわかります。

以前校長先生は校長になる前、ここの教師をしていたんです。
そこで校長は夢原財閥のご令嬢・・・あなたの担任になった。

当時あなたは地元でも有名なヤンキーグループのリーダー。
教師だった校長は、ヤンキーのあなたを更生させたんです。

あなたのことを校長が覚えていても不思議ではありません。
何せあの大財閥の令嬢がヤンキーなんですから」



すご・・・!







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