press come dark behind
「そうなんだ・・・」
「本当は部室も公開しろって言われているんです」
「どうして公開しないの?」
「アキ先パイ、顔良いでしょう?」
へ?
「確かに良いね。
でもどうしていきなりアキの顔の話?」
「アキ先パイ、ああ見えてモテるんです。
アキ先パイは裏表の切り替えが早いですから。
表のアキ先パイは、良い人でしょう?」
「う・・・うん、そうだね」
頷いても良いのか?
まぁ本当のことだし。
「部室を公開してしまったら、アキ先パイのファンクラブの人が来たいって言いだしますでしょう?
アキ先パイに会いたいがために、部室へ訪れる人も増えるかもしれません。
そうしたら本当に依頼したい人が来れなくなるでしょう?
そう言う人たちのために、部室を公開せず、部室を見事探し当てた人に、依頼を聞こうって決めたんです」
優しいんだな、意外に。
「・・・ドウ」
「何ですかアキ先パイ」
「嘘を教えるな」
・・・嘘?
「依頼人のために公開しないは、嘘だ」
は・・・
はああああ!?