silve shining
「さぁさぁお次はNo.2と前代未聞のトリプルNo.1のうち、1人との対決。どうなるのか、楽しみですねー!では、早速お呼びしましょう!」

 相変わらずテンションが高い司会を少し笑いながら見た。

 三浦美樹も、きっと、これからもっと強くなるんだろうな。

 そんな事を思いながら。

「一年生、藤堂紫桜選手vs二年生、敷栞那選手です!」

 名前を呼ばれ、ベンチを離れる。

 すると、名前を呼ばれる。

「紫桜!」

 その声に僕は振り向く。

 振り向かない訳がない。

「頑張ってね!」

< 187 / 235 >

この作品をシェア

pagetop