俺様と双子達
家に帰ったら蒼斗がいた。



蒼斗はイイよな…。



英梨とうまくいってて…。



「浮かねぇ顔だな。」

「俺とんでもない事した…。」

「は!?何したんだよ!!」

「美羽にキスした…。」

「美羽に!?」



蒼斗にさっきまでの事を全部話した。



蒼斗も俺達と同じで美羽と幼なじみだから…。



「まぁ確かに美羽はカワイイな。」

「蒼斗もそう思うか!?」

「あぁ。英梨には負けっけどな?でもやり過ぎだろ。いきなりキスはねぇよ…。」

「だよな~…。で、俺はどうすればイイ?」

「知らね。自分で撒いた種は自分でどうにかしろよ。」



ごもっとも…。



でも明日から完璧に俺を避けるだろ…。



家族ぐるみで仲良かったのに俺のせいでぶち壊しだ…。



マジで申し訳ねぇよ…。



「なるようにしかなんねぇ。」

「だな…。」



なるように…。



なれ…。


今日から幼なじみに片思い。



頑張れ俺…。


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