俺様と双子達
それから特になんでもない会話を楽しんだ。



「そろそろ寝ろよ。」

「うん…。何か…名残惜しいなぁ…。」

「俺も…。」

「そっち行きたい…。」

「危ないからダメ。手出して。」

「はい…。」



美羽の出した手を握った。



冷たくなってる…。



そりゃこの真冬に窓全開にしてれば寒いよな…。



「早く入れ。」

「うん。ねぇ、キスしない?」

「ココで?」

「うん。ぎりぎり届くよ…。」



美羽の恥ずかしそうな顔が可愛くて身を乗り出して頭を撫でた。



マジでかわいい…。



「危ないよ悠陽!!」

「大丈夫。美羽が顔出したらマジで落ちそうだし。」

「落ちないよ…。」

「じゃ、もっと寄って。」

「ん。」



それから短かくて冷たかったけどすげぇ幸せなキスをした。



マジで好きだ~…。



「オヤスミ。」

「オヤスミ!!」



赤い顔の美羽を見送ってから窓を閉めた。



俺、絶対美羽と結婚するから!!



その時は婿にでも何でもなってやるよ!!


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