不機嫌な彼のカミナリ注意報
***
「緒川! 昨日俺が言ってた報告書は出来てんのか?」
「いえ。今やってるところです」
「それ、明日の朝イチで営業部に渡す分だからな! 今日中に絶対終わらせろよ」
今日も相変わらず風見さんの檄が飛ぶ。
私は椅子から立ち上がりもせず、小さく「はい」と返事をしつつもパソコンの画面から目は離さない。
こんなことももう慣れてきてしまった。
あれから数日が経ち、社内で私と風見さんがさらに噂になる……ことはなかった。
よく考えたら誰かが面白がって流す噂なんかに右往左往させられるのはバカバカしい。
なのに自分のことだと思うと、やっぱりそれは気にはなってしまう。
「緒川! 昨日俺が言ってた報告書は出来てんのか?」
「いえ。今やってるところです」
「それ、明日の朝イチで営業部に渡す分だからな! 今日中に絶対終わらせろよ」
今日も相変わらず風見さんの檄が飛ぶ。
私は椅子から立ち上がりもせず、小さく「はい」と返事をしつつもパソコンの画面から目は離さない。
こんなことももう慣れてきてしまった。
あれから数日が経ち、社内で私と風見さんがさらに噂になる……ことはなかった。
よく考えたら誰かが面白がって流す噂なんかに右往左往させられるのはバカバカしい。
なのに自分のことだと思うと、やっぱりそれは気にはなってしまう。