不機嫌な彼のカミナリ注意報
「いいですよー。松本さんと仲良く分けますから。松本さん、どれがいい? いっぱい取って」
両手に飴を乗せたまま後部座席に身を乗り出すようにしたら、肩をひくつかせて笑っている松本さんの姿が見えた。
風見さんの手前、堂々と笑えないのか必死で堪えているみたい。
「あー、ガムもありました。ガムなら要ります? 甘くないですよ?」
「そうか。じゃあ貰う」
「風見さんは運転中だから、私がフィルムをはがしますね」
板状になっているガムの銀色のフィルムをはがし、そっと風見さんの左手にそのガムを乗せた。
受け取った風見さんはすぐさまそれを口に入れて、もぐもぐと噛み始める。
「なっ! お前……これはなんだよ」
「なにって……ガムです」
「痛い。舌がピリピリするぞ!」
「あー。眠気防止用の、激辛パンチングガムって書いてありますね」
両手に飴を乗せたまま後部座席に身を乗り出すようにしたら、肩をひくつかせて笑っている松本さんの姿が見えた。
風見さんの手前、堂々と笑えないのか必死で堪えているみたい。
「あー、ガムもありました。ガムなら要ります? 甘くないですよ?」
「そうか。じゃあ貰う」
「風見さんは運転中だから、私がフィルムをはがしますね」
板状になっているガムの銀色のフィルムをはがし、そっと風見さんの左手にそのガムを乗せた。
受け取った風見さんはすぐさまそれを口に入れて、もぐもぐと噛み始める。
「なっ! お前……これはなんだよ」
「なにって……ガムです」
「痛い。舌がピリピリするぞ!」
「あー。眠気防止用の、激辛パンチングガムって書いてありますね」