不機嫌な彼のカミナリ注意報
「今度、いつ日本に来るんですか?」
「わかんない。年末かなぁ?」
「会いに行きます?」
「うん。行けたらだけどね」
「私も彼に会いに行くんですよ。夏に。札幌なんですけど」
そう言って今度は也実ちゃんが私に自分のスマホを見せてうっとりとした目で微笑む。
「会えるの? 羨ましいなぁ。也実ちゃんはいいよね。彼が同じ日本にいるんだもん。私なんて韓国だよ?」
「同じ日本にいたって、なかなか会えないですけどね」
「そりゃそうだけどさ」
也実ちゃんとふたりでキャッキャとはしゃぐように喋っていると、突然真那が『ストーップ!』と、私たちに号令をかけた。
「わかんない。年末かなぁ?」
「会いに行きます?」
「うん。行けたらだけどね」
「私も彼に会いに行くんですよ。夏に。札幌なんですけど」
そう言って今度は也実ちゃんが私に自分のスマホを見せてうっとりとした目で微笑む。
「会えるの? 羨ましいなぁ。也実ちゃんはいいよね。彼が同じ日本にいるんだもん。私なんて韓国だよ?」
「同じ日本にいたって、なかなか会えないですけどね」
「そりゃそうだけどさ」
也実ちゃんとふたりでキャッキャとはしゃぐように喋っていると、突然真那が『ストーップ!』と、私たちに号令をかけた。