不機嫌な彼のカミナリ注意報
 ……いや、意外じゃないかな。
 風見さんはイケメンだし、こういう場所にいても似合っている。

 静かな空間のテーブル席に案内されると、風見さんはメニューを私のほうに向けて差し出した。

「好きなものを頼め」

 そう言ったまま自分はグラスの水で喉を潤し、窓の外を眺めている。

 私は悩んだ結果、ボンゴレのパスタとライスコロッケを選んだ。
 それと、ビールもちゃっかりふたり分オーダーする。

「けっこうアッサリした感じのパスタにしたんだな。お前、こういうのが好きなのか?」

「あ、いえ。特にボンゴレが好きなわけでは……」

「……え?」

「これなら男性の風見さんでもお口に合うかと思いまして」

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