桜が舞う


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中学の時、私には付き合ってる人がいた
私が片想いから始まった

入間 唯斗(いるま ゆいと)

何もかも完璧な人だった
長身で
格好良くて
勉強できて
運動神経抜群
優しくて
女子からの人気もあって
モテてた

菖蒲も応援してくれてた

この時何も知らなかった私は
片想いがすごく楽しくて素敵で毎日が唯斗君でいっぱいだった

「ねぇ、桜」

「なに?」

「唯斗君にいつ告白するの?」

「ええ!告白?!」

「いつまでも片想いしてたらほかの女の子にとられちゃうよ?唯斗君人気なんだし」


「んーそうだね~・・・明日は?」

「明日?!?!」

「うん、明日」

「そんな平然とした顔で言われても無理だよ;」

「じゃあとられてもいいんだ?」

「それはだめっ!!」

「じゃあ明日しかないじゃん。 あ!明日委員会あるしいいんじゃん?同じ委員会なんだから放課後呼び止めて告白しちゃえば」

「そっか!明日委員会か!!そうしようかな~」

「そうするしかない、よし決まり!」

「う、うん!」
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