狼王子とお姫様
「やだもーん♪」



あたしはそう言って走り出した。




『逃げたなー』笑




「あははっ」




―――――・・・





突然、悠くんの声が聞こえなくなった





「あ、れ?」




周りを見渡しても悠くんの姿はない・・・




「悠くーん!」




シーン・・・




「ふぇ・・シック・・・シックはるかく・・んどこ?」




あたし一人置いてかないでよー・・・









――――――・・・『友里!』







微かに聞こえた、悠くんの声



「悠くん?」






< 24 / 75 >

この作品をシェア

pagetop