【完】金髪クンの恋愛事情
休み時間になると黒澤君は佐藤君と一緒にどっか行ってしまった。
え、黒澤君と佐藤君……
気になるなぁ…。
「七海ちゃん、私先生に用事あるから。」
そう言って私は2人のあとをつけることにした。
あとをつけていると屋上についた。
こっそり話を盗み聞きする。
「なぁ、直哉いい加減さ過去のことは忘れようぜ。」
「あ?無理だっつーの。
修也はもう忘れたのか?忘れられたのか?」
修也…?
佐藤君の下の名前かな?
てか、2人ってそんな親しかったっけ?
「もうさ、俺はおまえが金髪の意味がわかんないわけ。
最初は反抗的な意味でやったんだろうけどさ、もうおまえにはいるだろ?
ちゃんとおまえを見てくれる子がさ。」
「あ、あいつはちげーし。
てかあいつの話なんて今してねーよ。」
あいつ…?どいつだろ…。