イチジク


私はいつものように繁華街をブラブラしている時だった。


「おい、お前はいつまでこの繁華街をブラブラしてるつもりだ?」


振り向いたら


180を超える身長に透き通った鼻。


独特のオーラをもった人に言われた。


「別に、あなたには関係ない」


無表情で言った。


本当に関係ないと思ったから。


私がどこで何をしようとあなたには関係ない。


「行くところがねーなら俺の所こい」



「そこ楽しい?」



「あぁ、1人じゃねーから楽しいぞ」


私はその男について行った。


その男の名前は和希。


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